曖昧

輝く瞳の中に隠れたBlue

All Nightを考える

何について書こうかと悩んでいたのですが、一度この曲について深く考えてみたかったのでテーマに選定。

私が思うにf(x)の楽曲の中で今最も勢いのある曲!(あくまで個人的な見解です。)
 
まずはそんなf(x)が歌うAll Nightの基本的なスペックを紹介。
 
  1. 正規アルバム Red Lightに収録
  2. レッライのカムバックステージ等で披露[Comeback Stage] f(x) - All Night 에프엑스 - 올나잇, Show Music core 20140705 - YouTube(こちらジョンリ伝説のハグ回)
  3. 2015年7月のSMT東京にてセットリスト入りを果たす
  4. 続く2015年8月のa-nationでもセットリスト入りを果たす
(4つしか無いけど)恐ろしい…!まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで出世街道を駆け上がっている。同じくレッライ活動時に披露したアルバム収録曲のMILK<- YouTube>とは差がついた印象を受けますし、2012年の発表からずっとf(x)の十八番的立ち位置であったJet<f(x) - Jet, 에프엑스 - 제트별, Music Core 20120616 - YouTube>との世代交代も伺える。他の活動曲と並んでセットリスト入りを果たしたこの曲の魅力とは何なのでしょうか?
 
例えば何も知らない人がf(x)ファンに「f(x)で聴きやすい曲って何?」と聞いたとする。高確率でAll Nightが挙がるのではないかと思います。クセの強い楽曲たちが多い中で大衆性があり(最も大衆性がある部類に入るのではないかと思う)、精一杯フェミニンであり、振り付けとサビが比較的簡単で覚えやすい、耳に残りやすい、というか単純に可愛い(いろいろ言ってもこれに尽きる)…等々。特に自分たちの曲を聞き込んだ訳ではない人が多く集まるコンサートで初見でノッてもらうor気になってもらうのに合う条件が揃っている!そういう意味でf(x)の楽曲の中でも目立つ存在になっていると思います。
ここで「じゃあMILKもなかなか耳に残るけど、どうしてだめなのか?」という視点からも考えてみたい。ここで鍵を握るのが手拍子。SMTやエーネで大きく手拍子をして客席を煽るf(x)を思い出す!天使たちに煽られて自然と手拍子をしてしまう客席…!All Nightは単純に手拍子でノリやすいです。MILKは…MILKは手拍子して盛り上がるタイプの曲じゃない!(あくまで個人的な見解)
うーん、ここらへんはもうちょっとよく考えてみたいと思います。(笑)
 
上記で述べたように、ノリやすい・聴きやすいという面でAll Nightは需要があります。が、私が推したいのはこの曲にはf(x)の精一杯の甘さが詰まってるというところ。歌声が甘い、歌詞が甘い、ビジュアルが甘い…活動曲がレッライだっただけに初めて見たときは衝撃が走りました。大人の可愛さをf(x)が初めて表現した曲だと思っています。初めての親知らずで見せた少女の可愛さはもう卒業しつつあるんだなぁとしみじみしてしまいます。成熟って嬉しいような寂しいような。
 
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@fx_lyrics_jp: 光る目の中に隠れたBlue 秘密の潜水艦はyellow It's you オレンジ色の夕焼けも紫色に染まって 黒い夜の上で2人だけでいたくて [All Night]
個人的にここの歌詞が綺麗で好きです。夜に2人だけでいたいってかつての捻くれf(x)が言うだろうか…?(言ってたらごめん)ストレートな表現にこっちまでドキドキします。
 
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また際立つビジュアルの甘さ。照明もファッションも洗練されて、やはり大人の匂いを感じます。そして全体的な声の甘さ。クリスタルが比較的猫撫で声を出しているという点が大きく貢献している(気がする)しかし安心感を与えるのは、ルナの高音とアンバーのラップがf(x)のいつもの流れを作ってくれているからではないでしょうか。
大衆性があると認定された時点でありふれたメロディーかもしれませんが、従来のf(x)の楽曲的には(大)冒険だったのではないか?そしてこの逆に目立つ大衆性がAll Nightを成功に導いていったのではないか?そう解釈してこの考察を終わろうと思います。お付き合いありがとうございました♡
 
All Night

All Night

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